車椅子に乗った老人

寝たきりから老人ホームを検討する

病気で寝たきりになると、治療のための急性期病院を経て、リハビリのための回復期病院へ転院するのが一般的になっています。

リハビリは、患者の状態に合わせて各々のメニューが組まれ、理学療法士や作業療法士やその他のリハビリ的要素を持った方法で、患者の容態に合わせて集中的に行われます。期間もある程度決まっていますので、ご家族が入られたときには病院の方で聞いておくと良いでしょう。中には、理学療法士や作業療法士が常駐した老人ホームなどもあります。

このような病院を「回復期リハビリテーション病棟がある」といい、在宅に復帰されることを目的とされ、受け入れをする病名などが決まっていたりします。リハビリの結果次第では、在宅での介護や完全に自立した生活が送れるようになりますが、効果が上がらないときは家での介護を勧められます。つまり、退院を勧められます。効果が上がらない事の一つには、意欲がない場合も含まれます。

寝たきりになる原因はいくつかあります。たとえば脳血管障害や骨折などですが、高齢者の場合骨折からそのまま起き上がれないという方は少なくありません。骨粗鬆症患者であれば他の部位も骨折するということもあります。よく骨折する部位としては、大腿部(もも)と股関節があります。股関節は年齢によりすり減っている事が多く、人工的に作られたもので代用する事が多いです。

リハビリは約2~3ヶ月かけて行われますが、リハビリ期間は決まっているため、退院を迎える方の中には更にリハビリを受ける為、介護老人保健施設(いわゆる老健)や、在宅に戻り訪問看護によるリハビリやデイケアといった通所型のリハビリをされる方もいます。

病院のソーシャルワーカーだけでなく、元々介護サービスを使っている方であればケアマネージャーなども交えたご家族、ご本人との担当者会議によりどういった生活を望みたいか、どういった社会資源を使っていくかを話し合っていきます。

しかし、医療的な処置が必要なご状態が継続されている場合には、対応が可能な有料老人ホームを探したり、「療養型」の病院を選ぶようになります。